草食ファミリー宝物箱

草食な子供達 と 手作り石けん+α の話題の2本立てでお送りします☆
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石けんは、油脂(=脂肪酸とグリセリンの有機化合物)の中の脂肪酸と、
アルカリ(苛性ソーダ等)を反応させることで出来上がります。(=けん化反応と言います)

使う油脂によって、反応するアルカリの量も変わってくるのですが
個人で手作りする場合は、劇物でもある苛性ソーダが油脂と反応しきれずに石けんの中に残ってしまうと
皮脂と反応してお肌をがっさがさにしてしまう危険があるために、アルカリの量を適量よりも少しだけ少なめに計算します。
この少なめにする割合をディスカウント率と言って、
大体作る人の好みによって5~15%の間で決めるのがポピュラーです。
アルカリが少々少な目ということは、それと反応させるはずの油脂が残ると言うことで。
(これを過剰油脂と言います)
この油脂が、石けんを使ったときにも皮膚(皮脂)の保護に回り、油分を取りすぎずに乾燥を防ぎ、
しっとりと洗い上げる役目を果たします。
更に、けん化反応の副産物として石けんに含まれるグリセリンの量は約一割と言われていますが、
グリセリンは保湿・洗浄の役割をして、過剰油脂をサポートしてくれます♪

と、お肌のためにはとっても頑張ってくれる過剰油脂とグリセリンですが、
ほぼ液体であるその含有量が、固体であるはずの石けんのうちの ほぼ15~25%を占めるということで。
しかもグリセリンは水分を引き込みやすい性質を持っていますから
使っているうちに固形を保っていられなくなってきてしまうのは仕方ないことなのかもしれません(汗

ちなみに、市販の石けんがなぜ手作り石けんのように溶け崩れないかと言いますと、
グリセリンは利用価値が高いので、他に利用するために
石けんからグリセリン(を含むその他の不純物)を取り分ける、塩析と言う工程を間に挟み
純粋に石けんである部分のみを加工して仕上げるから。なのです。
(詳しくは 手作り石けんと、市販の石けんの違い。独り言  をどうぞ~)


・・・と。なぜ長々と書いたかと言いますと。
事の発端は旦那ちまの、
「市販の石けんみたいに、固くて途中で溶けてこない石けんを使いたい!!」とのリクエストから(*^m^*)

溶け崩れにくい石けんを作るならば、前述のとおり塩析をして純石けん分のみにすればいい!のですが・・・
せっかくの手作り石けん。おうちで塩析したら、グリセリンの再利用は見込めないのでもったいない!
となると、出来ることはアルカリのディスカウント率を減らして過剰油脂を少なくor無くすこと。
日本では「ディスカウントする」ことがお約束になっていますが、
手作り石けんが日本に紹介される以前、アメリカのご家庭で代々作られている頃は、
アルカリと油脂の比率はほぼ同等が基本だったはず。
熟成期間を長めにとって、余剰アルカリが石けんの表面に析出してソーダ灰になるのをじっくりと待つ。・・・のですよね?(^_^;
昔からその方法がまかり通っているのですから、多少アルカリを強く作ってしまっても
いつかは使える石けんが出来る!・・・でしょう(爆

と、言うことで、今回の石けんはディスカウント率0%過剰油脂無し!(=けん化率100%)
実験のためおうち専用・熟成期間を2ヶ月取って、お肌の保湿にも気を遣った油脂構成にして作成してみました~

では、レシピでっす♪(ふぅ、長かった~



《けん化100%石けん》
5/30作成 7/25解禁

油脂:合計750g
オリーブオイル 150g
ハイオレイックひまわり油 150g
米油 150g
ココナツオイル 150g
ラード 150g

精製水 262g  苛性ソーダ(ディスカウント無し) 108g

オプション:
メンソールクリスタル(3%) 23g
パパイヤパウダー 大さじ1
オートミール 大さじ1
クレイ 大さじ1
サンダルウッドパウダー 小さじ1
グレープフルーツEO 40滴
サイプレスEO 40滴
レモングラスEO 15滴

kenka100sekken0907.jpg

後からきっと表面にびっしりとついたソーダ灰を削ることになると思うので、
今回の型は寒天型(四角)で2つ使用しました。
型ふたつなので、オプションもそれぞれに変えて2種作成♪

まずは油脂とアルカリでぐるぐるぐる。
トレースが出たらメンソールクリスタルと精油で香り付けをして、生地をふたつに分けます。
ひとつはパパイヤパウダーとオートミールを入れてよく混ぜ、型入れ。
もうひとつは下地にクレイを混ぜ、お玉一杯取り分けてサンダルウッドパウダーでマーブル模様を作ってみました^^

すでに熟成終わっておそるおそる利用中。ですが・・・
ソーダ灰は片面のみびっしりついたものの、削ったものをちょこっと素手で触っても刺激は無し。
うまいこと、余剰アルカリ無しで落ち着いたようです♪
なぜかパパイヤ入りは溶け崩れやすく、マーブルの方は溶け崩れにくく。オプションの違い?でしょうかね??
そして2種とも、泡立ちが良く泡切れ良く!余分な油を残さない的なすっきりとした洗いあがりで、
夏にはちょうど良い使い勝手です♪
・・・と、言いつつも。ついつい、お風呂上りに全身に乳液を塗りこみ保湿を欲するワタクシです・・・(笑
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