草食ファミリー宝物箱

草食な子供達 と 手作り石けん+α の話題の2本立てでお送りします☆
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2006/08/24(木)

ぺこのこと。

順を追ってぺこの闘病記録を綴ろうとしたら、とても長くなってしまいました・・。

読みづらい文章ですみませんが、読んでいただける方は 下の[続きを読む] よりお願いします。

20060823191056.jpg
ぺこが不正咬合と診断されたのは、ちょうど一年前の夏のことでした。

右側の目からのみ毛を濡らすほどの涙があふれ出る状態だったので
診察を受けた結果、臼歯の不正咬合と分かり歯を削る手術を受けました。
その時の処置は、左右両方の臼歯。
涙の原因となった右側上歯は1本ぐらぐらだったので抜歯し、
左側は内側に伸び舌を刺激している状態だったので削り整えたそうです。

当時の顛末と、不正咬合については こちら をご覧ください。

それまでも、全員ペレットより牧草に重きを置いた食餌内容でしたが
再発防止の為に、この時から更に牧草中心の食餌になり、
ペレットは1日の指定基本量のおよそ1/3を朝晩に分けて(7gずつ)
野菜は多種多めに、そして牧草は常時山盛り。の生活になりました。

遺伝要素の心配もあり、その後ぺこの親であるちゅぴぽーも診察を受け
不正咬合気味かもしれない、と言われましたが、食餌内容の改善のおかげで以後問題なしに。
何より、
それまで残し気味で 香ばしい(爆)臭いを漂わせていた食糞をすっかり食べるようになったこと
そしてお腹が緩めですぐお尻を汚していたちゅぴが、お腹を壊さなくなりきれいなお尻になったこと 
が喜ばしいおまけでした♪
3匹・・・特に牧草食いのぺこのトイレは、
上網のすき間からこぼれ落ちてくれないほどのおっきなうんちでいっぱいで、お掃除するのも嬉しかった^^


術後5ヶ月、6ヶ月、、、、と問題なく過ぎていき。
このまま病院のお世話になることも無くなるだろうか、と思われていた今年3月。
ぺこの右目から、今度は白く濁った涙が出るようになりました。

耳鏡で口腔内を覗く診察の結果、歯の伸びは削るほどでは無いだろう、と
目薬と抗生物質の飲み薬を貰って帰りましたが、
翌日、食べたい様子を見せるのにペレットも牧草も食べられない状態に。
その日の内に2度目の歯を削る手術を受けました。
左側は食餌の変更のおかげで良好で、処置は前年抜歯した右側のみ。
と同時にレントゲンを撮ったところ、右上奥側で
歯が正常に口腔内へ伸びて来れず、でも成長しようとする力があるので
根元方向へ向かって伸びている・・・いうならば、歯根が伸びているような状態であるのが分かりました。
その所為で内部から目にまで刺激が行き、涙が出ていたそうです。

その時に先生に伺ったことを全部正確には思い出せないけれど・・
私の解釈も交えて書き出せば、以下のようなことだったと思う。

品種改良で元来の姿よりも小型化されてきたうさぎは、
小作りになった顔に対して歯が大きめなことが多く、並びが不揃いになりやすい。
それでも、全部揃っていれば互いに支え合い押し合うことでまっすぐ伸びてくるはずの歯は、
1本でも抜ければ、無くなった空間へ圧され気味に斜めに伸びる。
その結果、上下の歯でかみ合う時にも歯に対して斜め方向に力が入ることになるし、
抜けた歯が支えていたはずの力の分、残った歯列に余分に負担が掛かる。
その為、どんどん残りの歯ももろくなり、抜けやすくなる。
その間には、今回のように歯が根元に向かって伸びていったり、
他にもいろいろな症状が出てくることでしょう。

うさぎの歯は伸び続けるので、抜けた歯の代わりを人間のように差し歯で補うことは出来ない。
かと言って、一気に治療しようと今健康な歯を手術で全部抜いてしまうのは大手術になるし、
うさぎの体にも負担が大きくショック死してしまう可能性が大きい。
思い切った対処が出来ないので、時間の流れに沿って、
出てきた症状に対応した治療を進めて歯をケアしていくしかない。
この先、涙はずっと止まらないかもしれない。
でも、涙だけで済むのだったら、これ以上の治療は必要ないでしょう。
今までと同じく、牧草をたくさん咀嚼することで歯が伸びるのを防いでもらってください。


あのとき○○していれば・・・は、言い出したらキリがないし繰り言になってしまう。
すべてはもっともっと勉強しておかなかった自分たちの責任で・・
でも、1つだけ言うならば。
症状の軽いこの時に、1つの病院に固執せず他の病院でも診て頂いて
複数の先生の意見を伺っていたならば・・
この後の対応は、もっと違っていたかもしれない。
ぺこは今も変わらず私たちの側にいてくれたかもしれない。
でも、この時の私たちは先生の説明に納得して、以後の治療もお願いし、
その後は、月一回の検診で歯の状態を診ていくことになりました。
※ちなみに、今回に限らずですがこのブログは私の主観で書いています。
ので、旦那ちまの思っていることと同じ時もあるし、全く違う時もある。
この記事は旦那ちま読まないつもりだそうなので、彼の意見が一緒かどうかは私にも分かりません。


溜まった涙は乾くと周りの毛ががびがびになってしまい、
旦那ちまが温タオルで拭いてほぐしてあげるのが日課になった。
涙やけで毛の色は少々変わってしまったものの、
おかげでペこの目の周りはただれることもなく、いつもきれいな状態だった。

涙は1ヶ月ほどで止まって、毎月の耳鏡での検診でも大丈夫でしょう、と言って頂いていた。
でも順調に済んだ3回目の検診の、2週間後の6/23。
急に食べられなくなったぺこを病院に連れて行ったら、右上側に虫歯発見!
即、3回目の手術を受けました。
抜歯と言うよりも、触ったらもろく砕けるような状態だったようです。

1週間分の抗生物質と胃腸を動かす飲み薬を処方されて、7/2術後検診。
いつものように耳鏡で口腔内を診て貰い、
もう薬も飲まなくとも大丈夫でしょう、との言葉にホッとした。

2本目の歯を無くし、ぺこの食餌の速度はとてもゆっくりになった。
でも食欲は変わらず、同じだけの量をじっくり時間を掛けて食べてくれた。
ご飯の催促はぺこが一番元気が良くて、ケージの戸を開けた途端外へ飛び出て、
私にストップを掛けられつつ 中のご飯入れにペレットを入れて貰うのをじたばたと待つのが
私とペことの間のお約束でした。
7/2の検診の後、室内散歩に出すといつもと違う様子を見せるのが気になったけれども、
その週はなにかと気ぜわしく、私が上の空で相手をしていることに拗ねているのかと思っていた。

7/9日曜日の夜。
室内散歩に出た折り、お尻を向けてむっつりと部屋の隅に座り込むぺこを引き寄せ、
いつもよりも念入りにぐりぐりと撫でて撫でて撫で倒した。
ようやく満足げな顔になったぺことお互いに見つめ合った、その時に
頬の内側から押し上げられるように右目が少しだけ飛び出てきていることに気がつきました。
病院の診療時間はちょうど終わった時間で、でも、電話をすると先生が応対してくれた。
興奮すると更に飛び出て白目部分まで見えるものの、すぐこぼれ落ちそうな状況ではないこと
光を当てると瞳孔がすぐ反応する・・目の機能に異常が出ていない様子のこと
何件かの応答の結果、急を要する事態では無いようだから、と診療時間中に来ることを勧められた。

そして7/10病院へ。
食欲はいつも通り。目も前日から変化が無いように見えていた。
フィラリア予防の季節の為 病院は犬の患畜でいっぱいで、
手が離れると不安そうに顔を上げるぺこを、ずっと撫でて宥めて順番を待った。
検査の為に預けて1時間。待合室で待っている間に犬の急患が2匹、次々と運ばれてきて
先生方は常時3人居る為 手は空いているものの、検査の為の機械が使えなくなってしまった。
診療時間ぎりぎりまで待って、出来た検査は超音波のみ。
目の下に何かが出来ているのは確認出来て、それが目を押し上げる原因になっている、と言われた。
ネットで検索し調べ出した推測・・膿(膿瘍)なのか聞いてみても、まだ何とも言えない顔をしていた。
病院は水曜休み・・明日検査に1日掛かると、手術は持ち越されてしまうのだろうか?
不安はあったが、食欲もあり 状態が安定していて、すぐにすぐ命に別状は無いから、との診断で
ぺこの本格的な検査は翌日に持ち越されることになった。
検査で眼球にゼリー状の薬を塗ったので、目は少々はれぼったく見えるものの
帰宅後の食欲は旺盛。うんちもまずまず。

7/11は、予約で9時から検査。
前3回の手術にくわえ、今日は4回目の吸気麻酔をして検査をすることになっていた。
朝のご飯時のお約束事はしっかり守られ、「その意気だ!がんばるんだよ」とぺこを励まし私は会社へ。
旦那ちまが連れて行って、検査の前にこれからの治療内容について伺った。
昨日の検査を踏まえて先生方で相談した結果、やはり膿瘍であろう、と言う事だったが、
この病院では眼球を摘出した上で膿を出す手術がいつもの方法で、
しきりに摘出を促す口ぶりだったらしい。
・・正常に機能している目を摘出?!
更に詳しく伺うと指折り数える程のその手術では未だ生存例が無く、もって2ヶ月の命だったそうだ。
・・・いきなりの展開に、電話で聞いた私も耳を疑いました。
眼球を取らずに膿を摘出した例はいくつか見つけた。
膿を摘出しても頑張っている子達も何匹も居た。
それなのに、症状が出てきたばかりなのに。なぜもう宣告されなければいけないの?
言葉を尽くして先生を説得し、他の手術方法を調べて貰うように旦那ちまはお願いしたそうだ。

検査は12時で終わる予定。終わったら電話が来て、引き取りに行く手はずになっていた。
12時になっても電話は掛かってこず。
午後の診療の始まる15時、ようやく電話が繋がったけれども、検査が長引いたそうで
17時20分に引き取りに。
手術に備え菌を特定する為 膿を取り出し調べなくてはいけなかったそうだが
取り出す為にずいぶんと苦労したらしい。
ぺこの目周辺はいっそう腫れ、目の端からは肉も一緒にせり上がって来ていた。
まだ麻酔が切れないのかうつろな表情で・・・
たった数時間のうちに、ぺこの様子はずいぶんと面変わりした。
12日は休診日(予約診療のみ可)の為に手術は13日の予定になったが、
今日の検査で菌が特定されるはずなので、少しでも進行を止める為に
12日も治療をお願いし帰ってきた。

その日の晩、検査結果が出て電話が掛かってきた。
膿は、虫歯の時に取りきれなかった歯根が原因で出来たそうだ。
砕けた歯をすべて取りきるのは難しく、
不正咬合から今の状態への一連の流れは いつかは来ることだったと・・。

帰ってきてもぺこはずっとうつろな様子で、ペレットを食べることも出来なかった。
いつもなら飛びつくほど好きなナッツも、ポカリスエットも食欲の手助けにはなれず。
夜中なんとか頑張ったようだが、翌朝 ペレットはまだ半分ほど残っていた。
お約束事は出来ない位弱ってきていた。

12日。
もうぺこの右目は瞼が閉じられないほどにせり上がってきていた。
9日の晩は片方だけ見れば異常に気がつかない程度だったのに。
痛々しくて、信じられなくて。悲しくて撫でる振りをして何度も手で覆い隠した。
もう目の機能があまり働いていないらしく、一声掛けてからでないと
触られてびくっと体がふるえたけれど、ぺこはおとなしく撫でられるがままだった。
朝から何度、『手術まで○時間』と待ち遠しく思ったことだろう。

点滴の為 朝連れて行った時、せめて昨日の方法で
少しでも膿を抜いて貰うことが出来ないか先生にお願いするつもりだったけれど
当番の先生は1人で忙しく立ち働いていたそうで ままならなかったそうだ。
もう、目は諦めなくてはいけないかもしれない。
でも気持ちは手術の後へ後へと向いていて、
術後ぺこが元気になる方法を二人で考え合い調べ合っていた。
少しでもお腹を動かし、力を蓄える為に、何度も口に食べ物を運んだ。
「ぺこは良い子、強い子、頑張る子」
呪文のように繰り返されて、差し出される食べ物に口を付けて。
ぺこはすごくすごく最後まで頑張ったと思う。

その晩、旦那ちまの腕の中でぺこは亡くなった。
4歳4ヶ月でした。
いつか ケージを広くして、ちゅぴぽーのように仲良く可愛い彼女と住まわせてあげたい。
いつか 外敵の心配のない広い庭で、思いっきり飛び跳ねさせてあげたい。
叶えたかった夢はたくさんあった。
ぺこの人生はまだまだこれからのはずだった。

今でも、ぺこの姿をどこかに探してしまうけれど。
遠い未来にぺこと『虹の橋』で出会える日を、想像し二人で話し合ったりもします。
皆さん、今までぺこを可愛がってくださってありがとうございます。

ぺこ。
ぺこも、ちゅぴぽーの息子として、パパママの元へ産まれてきてくれてありがとう。
初めて見たぺこはまだ毛も生えそろわない赤子で、日々の成長ぶりには目を見張るものがあった。
写真を見返すと、幼いながら今のぺこの面影そのままに
意志の強そうな目がしっかりとこちらを見つめていて どれもこれも懐かしかった。
思い出は鮮烈で、ぺこと暮らした日々は、とてもとても幸せだった。
ぺこはいつまでも、我が家自慢の可愛い愛息子です。

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テーマ:RABBIT(うさぎ) - ジャンル:ペット

コメント
この記事へのコメント
ありがとうございます。
まだ書ける心理状態ではないだろうに・・・ここまで書いてあった事に尊敬の意です。
ぺこちゃんファンとして、不正咬合のコと持つ飼い主の立場としてしっかりと読ませていただきました。
動物病院も小動物の医学を勉強をもっとして欲しいなぁって。
あと、病院に休みがあるって困りますよね・・・。
感情的になってしまうので、ここらへんで。(^^;)
ぽぽさん、ぺこちゃんはきっととても幸せで感謝していると思いますよ。だからきっと、またぽぽさんの前にひょっこりあらわれると思います。
2006/08/25(金) 17:21:50 | URL | Flugel #-[ 編集]
がんばりました。
これがぺこの最後の記事で・・・。
ぺこがすごくすごく頑張った事
油断ならない不正咬合の事
すべて残しておきたいと
この数日間思い出してぐずぐずになりながら書き出しました。
同じ病気の子を持つ方にとっては
まだまだ物足りない記事かもしれませんが、私にとってはもう精一杯ですf(^^;
毎日続々と診療に来るわんこにゃんこ達に比べて、
うさぎ他小動物は診る絶対数が少ないと思いますが、
同じ大切な命。もっともっと他の病院と意見交換をして
勉強をしていただきたいと思います・・・。
また、飼い主の私たちも信頼できる病院を見極めるよう、
そして子供達の不調のサインを見逃さないように
もっともっとお勉強しなければいけませんね。

Flugelさん、ありがとうございます。
出来るならば変わらぬぺこと会いたいけれど、
でもきっと姿形が変わってもぺこだったら一目で判る気がします。
2006/08/25(金) 21:25:59 | URL | ぽぽ #.OSX/hrY[ 編集]
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